美味しいLIVEを味わうDIARY

レッズと音楽を美味しくいただきます

レッズの2018年、まずは問題から

去年はレッズ25周年で記念イベントや振り返り企画もありましたが、改めて見ていくとクラブ規模やサポの数や浦和という町のサッカーの歴史から考えれば、苦難だったり弱かった歴史なのかなぁとしみじみ思えました。

GGRの振り返りも見ましたが、冒頭が福田の「負けないよ」だからね(^^;)
この番組特有の自虐もあるにせよ、25周年番組の冒頭としてはシュールでしょう。

もちろんその頃や、初期の死ぬほど弱かった時期の方が熱量や情熱はあったよね…っていう、皆が感じてることを遠回しに表現してるんだろうなとは思うけど、クラブの看板番組だったらもっと熱量や情熱が増すことを狙った番組にするとか、出来ないだろうけど直球でクラブの批判をするとか、正面からの頑張りや工夫が欲しい。

去年のACLの結果や内容や雰囲気、啓太主催の同窓会とかは、レッズがまだまだ日本でトップの熱量や情熱があるクラブであることを証明したけど、逆に言えばその時以外とのギャップがスゴく大きいことも分かりやすく証明してしまったわけで、レッズはそこに真正面から取り組む必要がある。トップチームの結果や内容とは別にね。


私個人的な見方だと、レッズに夢や希望を見出せない、が最も大きな要因です。
普段のレッズに夢や希望が少ないから、ACL準決勝以降のような舞台や過去のスターたちが来てくれる同窓会とかじゃないと熱量が上がらないと。
セレッソヴィッセルのやり方をマネしたら…とは言わないけど、少なくともミシャ以降のレッズはそのやり方を最初から放棄してるように見えます。


1回目のACL優勝の時と時代は確かに違うけど、あの時とはクラブとしての優先順位が全然違ってきてますね。
今はまずクラブとして利益をしっかり出して株主に貢献すること、問題を出さない良い子なクラブでいることが1番優先されて、クラブの強化やエンタメとしての魅力は2番目以降になってます。
フットボールクラブでない、私がいるような普通の会社ならそれでも悪くないけど。
クラブはもちろんそうは言わないけど、ユーザーがそう感じればそれが問題なわけです。利益最優先の姿勢に夢や希望を見て高い金を払えますか?と。


2番目の要因は、クラブはスゴく熱量があった時とそうじゃない時の状況や原因分析が出来てない、あるいは出来ててもそれを元にした対策が打ててない…だと思う。

なぜレッズは浦和で特別なクラブになれたのか?皆さんおっしゃるように、サッカーの土壌があって、お金を持ってる方が多い浦和に、それまでは情熱を傾ける対象が無かったけどそこにプロクラブがやってきて化学反応を起こした…が全てだと思います。

もちろんクラブ、クラブに関わる方皆さんが大変な努力をされたことはスゴく大きいと思うけど、そこからさらに維持発展させるためのクラブの創意工夫があまりにも少なかった。

もっと有り体に言えばクラブはサポと地域に乗っかってるだけ。
他の地域や国の方に、なぜ浦和にこんなにサポがいるかとか応援がスゴいとかを当時説明してたけど、結局それは主にサポや地域のおかげで起きてることを、まるでクラブが工夫したかのように言い換えてるだけでした。

サポーターは顧客です。顧客のおかげでレッズは大きくなったのに何故かクラブが偉そうになる。勘違いしてるわけです。
チームの悪い成績やクラブの場当たり的な監督・外国人政策をサポーターがカバーしてたことなど、忘却の彼方へ消え去ってます。

でなければ差別事件の後に、社長から「今度こんな事が起きたらクラブは存続しない」みたいな脅しの言葉が出てくるわけありません。
言われてる顧客の99%はその事件を起こしてないのに、です。
これが驕りでなくて何を驕りと言うのか。
レッズが特別になった原因の80%はサポと地域にあり、熱量が下がってしまった原因の80%はクラブにあります。
そういう判断とさらに具体的な現状分析が出来てるのか?出来てないから、または認めたくないから有効な手が打てない。これに尽きます。


クラブはまず謙虚になるべき。
クラブのトップは親会社に株主利益を還元するために存在してるのではなく、顧客であるサポや地域に最高のエンタメをサービス業として提供するための責任者として存在してます。
それが出来ない、優先順位が理解できないなら地域やサポを株主にして、判断を仰がなければならないでしょう。横浜FCが断念した市民クラブをやるわけです。

そうなったら三菱は手を引くよ、または大幅に出資を少なくしてチームはかなり弱体化しちゃうよ…っていう脅しを隠してるから、少なくとも身内は誰も言わない。そしてクラブは誰も指摘してこないことを見切ってます。
だからますます尊大になっちゃう、既得権を得て甘い蜜を吸っちゃうと、人は皆そうなっちゃうのでしょう。


選手監督コーチ、クラブで働いてる方、レッズで商売してる方には申し訳ないけど、個人的にはクラブの規模が半分以下になって、2部やさらにその下まで落ちることになったり、レディース等の不採算部門を無くすことになったり、埼スタをホームとして使えなくなったとしても、真の市民クラブ、プロクラブになるならそれでもいいと思います。
言い方は悪いけど、たぶんフリューゲルスよりはマシになるかなと。

出資してくれと言われれば、今の私個人が持ってる株売り払って、極々微力ながらレッズの株を買おうかな(^^;)
そっちの方が遥かに情熱を持って応援する甲斐があるし、地元や思い入れのあるクラブとサポとの関係性ってそれが本来のものだと思うしね。



2018年今年のレッズに危機感を持つことと、自浄能力を発揮することを求めます。
最低でも今まで起きたことの反省を生かし、発信すべき事は自ら発信し、責任を取るべき事は自ら責任を取る。言われてからやるだけなら子供でも出来ます。

結局、この前の個人情報漏洩問題に対する対応も全部言われてからやっている。
具体的な問題の内容と、それに対する対応と具体的な対策の発表が未だに無い。
具体策が無ければ、また同じようなことが起きても、これは想定外でしたで逃げる事が出来ます。先が思いやられます。

そして、人種差別事件は実際にやってないサポに責任を取ってもらい、個人情報漏洩問題は当初ただのメール誤送信問題のように扱い、シーチケ大量転売問題は自分たちが想定して先回り出来てない事の反省が無い。
成果や良い結果は自分たちの功績だと発信するけど、マイナスにはフタをする。

この三菱自動車のような体質が、当たり前のように無くならないとレッズに未来は無いです。

まずは当たり前の会社になることから始めなくてはいけないのかもしれませんね。
そう思わせてる時点でめちゃめちゃハードルを低く出来ていて、クラブから見たら思うツボなんでしょうけど。


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