今頃からレビューを始めておかないと、年内に終了する自信がありません(^^;)実際去年はFWが年越ししてしまいました…
それではクラブから…
今年のクラブ内の動きといえば、前強化本部長の山道氏が7人いる取締役の内の1人となり、強化全体を見る取締役副社長として立花氏が就任、チームを作る部分に特化したプロとして中村修三GMと契約しました。
中村修三GMは早速オリヴェイラ監督を招聘し、混迷極まってたレッズに最適の処方箋を出してくれたと思います。
大槻臨時監督を間に挟み、その後もコーチとしてとどまってもらえたのも良い手でした。
今のレッズはモチベーションとフィジカルを上げて、選手達の能力を信じるしかない…
補強したナバウトとファブリシオがケガをした不運はあったけど、降格のピンチはなんとか回避し、最後には天皇杯を制してACLストレートインの権利までもらえるという、望外の結果を得ることが出来ました。メデタシメデタシ…
としては絶対ダメです。
大槻暫定監督とオリヴェイラ監督は素晴らしい立て直しをしてくれましたが、それでもJ1では勝ち越し3つだけ。
このクラブの選手の力を考えたらあまりにも物足りない結果です。
最終的に最適解？の3-5-2に落ち着きましたが、あらゆるところにダマシダマシがあり、もう少し相手が冷静にやってきてたら、ヤバいと思えるシーンはいっぱいありました。
突貫工事の脆さは、いつ崩壊してもおかしくなかったと思えましたね。
今の選手達の能力、オリヴェイラ監督の能力、気合と根性、プロフェッショナル、サポーターとの一致団結に救われました。
何が言いたいかというと、それだけ大槻暫定監督が引き継いだ時点でチームの競争力の落ち込みがかなりのもので、1年前は少なくともトップクラスだったとはとても思えない状態だったということです。
もちろんその最大の責任は堀監督にあります。
でも、去年J1の結果が良くなかったのにACL制覇の成果で堀監督を留任させ…
J1クラブをシーズン始めから指揮するのが初めてなのに、実績のあるヘッドコーチ的存在を雇うわけでもなく…
フィジカルコーチを入れるわけでもなく…
去年放出したトシやヤジ、駒井、ウメ、那須、ヨーロッパ行きの関根、獲られたラファに見合う補強をするわけでもなく…
確かにマルちゃんや武富が今年当たらなかったのは不運かもしれないけど、堀監督は4バックだって言ってるのに、なぜサイドバックを補強しなかった？(出来なかった？)
それが出来て初めて駒井やウメを放出した意味があるわけです。戦術が変わることの結果だよと。
サポート、足りな過ぎじゃないですか？
で、結果が出なかったら堀監督が責任取って解任で、オリヴェイラ監督になったらフィジコ始めファミリー連れてくる要求は無条件に受け入れる？
そこのやり方の問題点を突っ込んで明らかにして、責任の所在を追求してますか？あまりにも酷すぎるやり方だと思いますが。
今年はとっても大事な年だったはず。
25周年の翌年であり、前回失敗したACL制覇の翌年、DAZN2年目で今年こそはDAZNマネーの恩恵に授からないと…
それなのに、あまりにも普通の、例年と同じような、型通りの、こなすだけのシーズンオフじゃなかったか？
このあたりの事は、去年の同じ時期に言ってます。
http://unapy.hatenablog.com/entry/2017/12/06/235433
http://unapy.hatenablog.com/entry/2017/12/25/124644
http://unapy.hatenablog.com/entry/2018/02/18/134420
そんなオフで終わらせてしまった責任は、社長であり、元強化本部長にあるとしか思えない。
そうじゃないなら、それなりの説明をしないと、堀監督にだけ泥をかぶらせて、あとの方々はのほほんとしてるようにしか見えない。
ミシャの時も丸投げしておいて、責任だけはミシャ(と杉浦コーチ)。
そこの検証や責任を曖昧にしてることを繰り返してるだけ。
去年はACL、今年は天皇杯を隠れ蓑にして、また同じ事を繰り返すのか？
ヒラさんの引退、杉本健勇の噂、新外国籍選手の噂ですら隠れ蓑に思えてきます。
とっても悪かったことはその年の内にしっかり検証し、結論づけ、責任を取る必要があるなら取る。
なあなあで何もしないことは、悪いことをするよりさらに罪だと思います。
FC東京戦の後の社長挨拶でブーイングがでなかったのは(大きくなかったのは)、ヒラさんに気をつかったからだろうし。
来年のこの時期も、また同じ事を言ってなきゃいいけどなぁ…
