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レッズレビュー2018 【監督】

レッズとして、2年連続監督途中交替となりました。
いかにレッズの運営が相変わらず場当たり的か、如実に表してしまってます(^^;)


[堀監督]

クラブのレビューで書いたけど、クラブのサポートが足りませんでした。私はそれが一番大きな要因だと思ってます。

ただ、これも1年前に書いたけど、その時点でそれは十分感じられたので、うるさいと言われようがクラブに要求しなきゃいけなかった、とも思います。
極論それなら要らない、と言われようが、です。だって結局ダメなら泥かぶりさせられてクビになるのも分かりきってるんだもの(^^;)


脱線しますが、オリヴェイラ監督の今回の続投決定が意外に遅く感じられたのは、コーチの給料や誰が継続するかで合意が遅れたんじゃないかと(邪推)
なぜかウェイリントンコーチが退団してますが、この後フィジカルコーチが来ないようなら交渉の綱引きにクラブ側は勝ったのかもしれません。それは勘弁して欲しいけど…

ということは、オリヴェイラ監督ほどのキャリアと実績があっても、コーチの退団を受け入れるしかないのかもしれない。
そりゃ堀監督のような若手じゃ全面降伏せざるを得ないのかもね…とも思ったり。



そしてこれも1年前に書いたけど、堀監督は良くも悪くも選手に近すぎる印象でした。
で、皆で相談して決めるみたいな感じということは、ミシャの時より大崩れはしないかもね…とも書きました。

ただ、それは裏を返せば色んな方向へ向いて行きがちで、プライド高いプロ集団を1つの方向に御するのは難しくなってしまう…

堀監督のやりたい4-1-4-1が、ユースとは違ってベテラン揃いのトップチームではうまくいかないのもあって、そこもみんなで相談では、そりゃ意見バラバラが当たり前で、ミシャ式に慣れた選手達は3バックに戻したがるのも当然で、その折衷案として組み立て時3-4-3になったんでしょう。
でもそれは堀監督のポリシーと違うからうまくまとめられない…ますます求心力が無くなる…たぶんそんな悪循環だったような。


そもそもがミシャ親父のもとに結束してた息子たち…だったので、堀兄さんでは尊敬できなかった…では安直すぎですが、実際そうだったと思えます。

"経験不足"で一括りにしてしまうのも残念ですが、堀さんにとっては勉強になったことでしょう。
経験不足でもサポート足りないレッズはもうウンザリかもしれませんが(^^;)捲土重来、またチャレンジして欲しいです。
少なくともACL制覇はミシャとの合作だったし、今年全力で取り組んでもらったことと合わせて感謝してます。

ありがとう、堀さんm(_ _)m


[大槻暫定監督]

ミシャ"親父"から堀"兄さん"ときてやや緩みがちになってしまったチームを任されたのは…大槻"組長"(^^;)
混迷極まってから探し始めたので次の監督が見つかってなく、やむを得ず暫定として、育成のダイレクターから上がっていただきました。

そして、これが結果的には、棚ぼたとも言ってもいいぐらい、"兄さん"から"組長"のギャップが、監督交替ブーストどころか劇薬的に、てきめんに効きました(^^;)

戦術をシンプルにして適材適所。表面的にやったのはこれだけですが(これしか出来ないけど)、メンタリティの向上が凄まじく、就任後4勝2分で乗り切ることに。

レッズのようなサポの多いチームの暫定監督とはホントに難しいと思いますが、結果成績だけでなく、暫定監督に求められること全てを完遂してくれた印象です。

中でも大きかったのが、ミシャから堀さんへの戦術変更で頭でっかちになってた選手達に、本来必要な戦う気持ちを戻させたこと。
そして戦術が一旦更地のようにクリアになったことで、オリヴェイラ監督がとてもやりやすい状況を作れました。
レッズの監督交替で、理屈的にも結果的にもここまで上手くいった例は無いと思えましたね。

この後レッズは、オリヴェイラ監督のもと天皇杯制覇までたどり着くわけですが、大槻監督の功績はあまりにも大きかったですね。

これもたまたまとはいえ、J1残留への結果的に分岐点となった26節アウェーマリノス戦も、オリヴェイラ監督のベンチ入り停止処分で指揮を執り、武藤の逆転ゴールで何とか勝ちました。
あの時のサポとの一体感、武藤のゴールが決まった時の大槻監督のガッツポーズ、全員の喜び方は今思い出しても鳥肌が立ちます(^-^)


そして皆さんお馴染み、MDPのこの言葉は全レッズサポに強烈に突き刺さり、試合前から号泣する人続出⁇でした(^^;)


勝っていても負けていても同点でも、どんなに苦しい状態でも戦いなさい、走りなさい。そうすれば、この埼玉スタジアムは絶対に我々の味方になってくれる。そういう姿勢を見せずして、応援してもらおうと思うのは間違っている。ファン・サポーターのみなさんは、選手たちが戦うところを見に来ているし、浦和レッズのために何かをやってくれるところを見に来ている。埼スタが熱く応援してくれているのは、我々が戦っている証だ、それだけは絶対に忘れてはいけない、と


ここまでレッズサポとメンタリティの相性がいい指導者もなかなかいません。
もちろんシーズン通しての監督としては未知数ですが、これからも出来るだけレッズに関わっていただき、いずれ監督になって欲しいですねm(_ _)m


オリヴェイラ監督]

ミシャ"親父"、堀"兄さん"、大槻"組長"…ときて、オリヴェイラ監督は…昔なら"軍曹"かもしれないけど、慎三言うように昔に比べればかなり柔らかいみたいだから、今は"厳格な先生"くらいかな。

ある意味火中の栗を拾っていただいた…でいいと思います。そして鹿島の監督の頃から"浦和はサッカーが息づく町"と感じてもらえてたみたいだから、相思相愛と思えるのは素晴らしいです。

印象的なのは、大槻監督同様モチベーターとしての数々の言葉、そして天皇杯セミファイナル、ファイナルの時の公開練習とサポへの呼び掛け。
選手の心をまとめてやる気を引き出し、サポーターに火を付けるのはお手のものですね。
そして、プロの中でも相当な負けず嫌い。就任してすぐはなかなか勝てなかったけど、表面には出さずとも、はらわたが煮えくり返ってたでしょう。

初采配のアウェー柏戦を見に行き、ベンチ裏すぐで見れる幸運がありましたが、仁王立ちして腕を組んでる姿はカリスマ感すごかったですね〜(^^;)そりゃ皆言うこと聞きますよ。失礼ながら堀監督とは比べるべくもない。

レッズ久々のフィジカルコーチを導入し、アレックスコンディションコーディネーターも招聘。そしてオリヴェイラ監督自身もフィジカルコーチ畑と、急に充実した管理体制になりました。
アレックスさんは天皇杯セミファイナル後の慎三、武藤、青木のリカバリーに尽力してくれたし。

これがラスト10試合くらいの、他チームに比べた優位につながったことは間違いなく、ウェイリントンフィジカルコーチの退団は気がかりですが、最初のキャンプからオリヴェイラ監督の思想が反映される練習に、選手達は恐怖してるかもしれませんね(^^;)

オリヴェイラさんに監督になってもらえてホントに良かった(^-^)おそらく日本の他のチームも注目してただろうから、先んじて声を掛けた中村GMもいい仕事でした。


来年も指揮を執ってもらえて幸いです。出来るだけ早く次のフィジカルコーチを見つけていただき、チームスタートから思い切り力を発揮して欲しいです。

ただ、ご本人にではなく周囲に…ですが不安が残りますかね(^^;)

それはまた別に…

今年天皇杯を獲っていただき、ありがとうございましたm(_ _)m少なくとも私は救われた思いです(^-^)

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