美味しいLIVEを味わうDIARY

レッズと音楽を美味しくいただきます

やっぱり危機感が無い(かも)

マリノスが優勝に近づき、世間からシティーグループに入った(買われた?)事が良かったね…な声が聞こえてきました。

私は2018年の最初に"少しは危機感を持たないと"でその件を少し書いてました。
主旨はマリノスは齊藤を川崎に引き抜かれて大ピンチだけど、レッズのようにただ堅実なだけではいずれ優位性はどんどん無くなって、マリノスのようにシティーグループに入ってる方がまだ挽回出来るかもね…というものでした。

http://unapy.hatenablog.com/entry/2018/01/13/132355

私はそういうグループに入るのは、アイデンティティを無くしかねない意味でやっちゃいけない、と思ってます。
でも、レッズのようにただただ現状に甘んじて、もっと大きくて素晴らしいクラブになるための策を打たないよりは遥かにマシ…が言いたいのです。

手をこまねいている…とはクラブはもちろん言わないでしょうが、抜本的な改善につながる手は何も打ってません。
マリノスはお家騒動からの主力流出・J2落ちの危機・財政的な問題からシティーグループに入ったでしょう。
名古屋もJ2落ち・主力流出から、ようやくトヨタが力を入れて大物外国籍選手を獲り、風間監督を呼び、中長期的チーム作りを始めました。
ちょっと頓挫してますが、トヨタがもうちょこっと気合を入れるだけでこの程度のマイナスはあっという間に挽回出来ます。

やはりどの大企業をバックにしたクラブも、大ピンチにならないと重い腰を上げません。
でもあの鹿島ですら、メルカリに買収してもらう(された?)とかけっこう画期的でした。どのクラブもDAZN時代を生き残るために必死なのが伝わってきます。

で、レッズはどうなの?
今年の結果をもって強化体制を変えて土田SDと西野TDを呼び、大槻監督には続投要請…と。

私は大槻監督の指導者としての力はあると思ってます。レッズが彼以上の監督を呼べるか疑問というのも分かります。
ただ今年に関しては、年間を通しての監督が初めてだったこと、彼が要望した選手じゃないこと、オズに比べればサポート体制が弱かったこと…等が大きく影響したと思えます。

なので大槻監督は要請を受けるなら、戦い方や戦術の知識や経験豊富なコーチを少なくともリクエストして欲しい。出来れば有能なフィジカルコーチも。
堀監督の時も似たようなことを言ったけど…
それを聞いてもらえないなら受けないくらいの気持ちで言って欲しいです。
大槻監督が有能な分析屋さんなら、客観的に自身の良かった点、悪かった点も見えてるはず。受けるからには問題をある程度クリア出来てると思いたい…


土田SDと西野TDについては、未経験の方だけに未知数としか言えない。
でも、少なくともマリノスや名古屋に比べて危機感が感じられないのは明らかですね…

しかも、それ以前に中村GM体制の総括もされてない状態で大枠だけ発表されてしまうのは…と思えます。

さらに、私は個人的に土田さんの優遇のされ方にも問題ありと思ってます。
過去GKコーチ時代にも何回か文句言ってますが、フィンケ・ミシャ・堀監督たちが成績不振で解任され、同時に何人かコーチが辞任しても、なぜか土田コーチは解任されなかった。GKコーチに成績は関係ないってことなのか?

2017年に周作は絶不調…というか、メンタルで問題抱えました。土田コーチはそれを支えたのかもしれないけど、結果は出せてない。
杉浦コーチもチームを支えたけど、成績不振の責任を取った。少なくとも外部にはプロとは思えない扱いに見えます。



他のポストや補強の方向性、大槻監督になった場合の監督の構想が見えないと何ともいえない部分はあります。

だけど、その時にはクラブとしての危機感と覚悟が示されてないと話になりません。

長い目で見て、ミシャ時代の2015年前後を頂点とした凋落傾向に歯止めがかかってない状態です。
その意味で立花社長と中村GMには厳しかったのは確か。でもここで良い手を打てないと、さらに負のスパイラルに陥ってしまいます。

その時にも散々言ったけど、2017年末にのほほんと過ごしてしまったのが最悪でした。
今となっては、レッズは大きいクラブだけにさらに難しくなってしまってます。

立花社長には、社長生命を賭けて色んな手を打って欲しい。もう祈りにも近いけどね…


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