新加入スタッフ①前迫雅人コーチ
今年のトップチームは平川さんと前迫さんの２名体制。
前迫コーチは徳島から来ましたが、32歳という若さ。
2016年から徳島のコーチだったということは、まさにリカルド監督と共に徳島を作ってきたコーチで、岩尾が来たことと合わせてリカにとって仕事がやりやすい環境が整ったといえます。
経歴を見ると2016年から2019年までは分析コーチということで、現分析コーチの林さんや守屋さんと合わせると分析系の指導者が増えている感じがしますね。
レッズは補強を見ていても的確で、そこにはロジカルシンキングに基づいた分析や思考があり、知念選手が言ってましたが戸苅本部長から分析と求めるプレーの説明をおそらくプレゼン的に受けていたりとか、クラブの運営全てが理詰めになってる流れを感じます。
前迫コーチはそういう意味でリカに呼ばれたと考えれば期待したいですね。
新加入スタッフ②ジョアン・ミレッＧＫコーチ
もう既にかなり話題になってますが、61歳のスペイン人ＧＫコーチが来てくれました。
以前に所属されていた奈良クラブで林分析コーチと一緒だったりしたことも要因かもしれませんが、よくレッズがこのようなスペシャリストを連れてこれたなと思います。
色々な話を聞くと、人間性として人懐っこくて温かいうえに、コーチとしては全て数字やエビデンスに基づいたコテコテの理論派…という、スペイン人としてもかなり異色というか突出した方のよう。
前迫コーチでも感じたように、ミレッコーチにもロジカル感をめちゃめちゃ感じます。
これは周作にとっても新鮮だろうし、牲川や彩艶にとっても飛躍的に成長するチャンスです。
もともとレッズはキーパープロジェクトがあって、彩艶はその成果だと思いますが、良かったところをさらに成長させる手段として最高の人材を引き入れたな…と感じます。
良い化学反応が起きるといいな。
新加入スタッフ③塩田仁史ＧＫアシスタントコーチ
去年選手として新加入していた塩田さんがそのままアシスタントＧＫコーチにという驚きの人事。
ですが昨年浜野コーチが退任されてその後塩田が引退し、牲川が水戸から来るかもね…となった段階で私も少し予想してました。
なぜなら普通に考えて周作・彩艶・牲川の３人体制にならないだろうから、塩田がＧＫコーチになるか他チームの指導者になって、周作か彩艶どちらかが移籍するしかないよね…と。
ただ、実際に就任したのは”アシスタントＧＫコーチ”で、指導者としてまっさらな状態でアシスタントしながら、ミレッコーチのメソッドをレッズの財産として残す…という思ったよりかなり重大な(^-^;役割が与えられました。
塩田コーチは大宮の頃から私でも人間性素晴らしいと知ってるほど。
一年前土田さんから口説かれてレッズに加入してますが、もしコーチとして重要な役割を担うことまで想定してたら、レッズの中長期的なプランが昔とのギャップ大きすぎです(^-^;
塩田さんも栃木にいたころは少なくとも指導者の道を考えてただろうから、そこへレッズの構想を聞いたらそりゃ惹かれるよね…（違うかもしれないけど）
ある意味全国のＧＫ指導者の中で一番恵まれた環境を与えられたといっていいだろうから、去年と同様ＧＫチームの盛り上げ含めて頑張ってほしいです。
新加入スタッフ④在原正明ＧＫコーチ通訳
レッズの徹底ぶりを表す最たる人事が在原通訳の招へいかもしれません。
ＧＫコーチ専任の通訳というだけで驚きですが、そもそもフットサル日本代表のコーチや通訳、女子代表監督まで務めた方というから、ミレッ氏をサポートするだけでなく一緒になってコーチをするイメージでしょうか。
ミシャの時の杉浦コーチもそうでしたが、サッカー指導者の通訳をするということはそれだけスペシャリスト的要素が強いということなんでしょう。
おそらく土田さんと西野さんが考えたんだろうけど、レッズがここまで変わったかと思わせますね(^-^;
トレーナー含め色々変わったレッズですが、この徹底ぶりを見ると少なくとも理論的背景があるだろうと思えるので、やっぱりワクワクの方が強いですね。
この検証もぜひ年末にやってほしいです。
