早くもやってくる次の試合。
もちろんレッズは勝ち進んでいくためにタイに行ってるけど、このスパンでどんどん試合が来るのはまるで合宿をしてるよう。
初戦のシンガポールチャンピオンにしっかり勝利したレッズとしては、最大のライバル韓国大邱との競争を考えるとここは連勝が必要。
一方でシーズン直前のコロナ禍によって、せっかく合宿したのにリセットされた感じのレッズ。
モーベルグやシャルクをチームに組み込むのと合わせて、チーム全体のコンディションを上げていく必要もあります。
ここまであまり試合に出てない選手にとっては、力を証明するのはもちろん、試合勘を戻すには絶好の機会です。
その観点から、初戦で大敗していた山東泰山に対して、2戦目でどういうローテーションとゲームの進め方をするのかは注目ポイントでした。
意外だったのは初戦でフル出場したキャスパーがベンチ入りして、さらに勝ってる状態で66分に投入されたこと。
これで見えてきたのは、リカが想像以上にコンディションについて個性含め繊細に管理してる事と、組み合わせによる合う合わないの確認を重視してること。
キャスパーとシャルクの2トップっぽい感じがどう機能するかを実戦で見ておきたかったのかなと。
他にここで出さなくていい松尾も投入されてることから、無理はさせない範囲でコンビネーションを見ておきたかったんでしょう。
ただ相手が若くて敗戦濃厚な中国のチームなので、ラフプレーによるケガだけはかなりヒヤヒヤしました。
たぶん相手の挑発に乗らないとか、スイッチを入れさせないような振る舞いをするように指導はされてたと思うけど。
試合はガチガチに守られたけど、26分に明本のゴールで先制したのはホントに大きかった。
関根がキレてた印象で、こういう時の鉄則サイドを切り崩すがしっかり出来てました。
大久保と知念が初先発、知念・安居・宮本がフル出場、シャルクが後半出場…と、チームの底上げに繋がることがしっかり出来たのも収穫です。
知念は対人の強さとパスの良さはイメージ通りで、犬飼の穴を埋めるのとCBの選手層を確保するには十分な動きを見せてくれて安心しました。
シャルクはFKといいゴール前に入っていく動きといい、思った以上にオールラウンダータイプでどれもハイレベルにこなしてくれそう。
熱いハートは魅力で、キャスパーとは違う個性でゴールをいっぱい獲ってほしいですね。
安居は特に後半ほぼ岩尾の役割をやってたように見えました。
平野がまだ入ってきてないので、岩尾の負担を軽減する意味でも安居には岩尾の代わりをバリバリやってほしいです。
この試合は5兎も6兎も追えるリカらしい所が存分に出て良かった。
ここからの大邱2連戦が本番ともいえるけど、大邱がライオンシティに負けるとかやっぱりACLは何が起こるか分からない。
目の前の試合にしっかり勝ちながら、なんとか5兎追いかけて欲しいし、この合宿をリーグで勝っていくためのきっかけにしてほしいです。
でも無理はくれぐれもしないように…