美味しいLIVEを味わうDIARY

レッズと音楽を美味しくいただきます

WL駒場 vs日テレB 2022.05.22

WEリーグ初年度も最終節。
プロ初年度ということでしっかりレディースも応援しよう…と思ったけど、実際試合を見に来たのは5試合と、なかなかうまくいきません。

レッズレディースも念願の皇后杯は獲ったものの、リーグ戦はとても不安定な戦いぶりで、今日引き分け以上で2位。
それでも本来はもう3節前くらいにINACの優勝が決まっていたかもしれず、レッズレディースの置かれた状況を考えればかなり残念な結果内容と言わざるをえません。

ホントに優勝しなくちゃいけない年だとシーズン始まる前に言いましたが、レッズは入れ替えの多い他クラブと比較して圧倒的に熟成度で有利でした。

だから研究されて…も分かりますが、今のレディースの年齢構成やチームのサイクルを考えると、森レッズの集大成だったはず。


確かに長船選手や栗島選手の離脱は痛かった。
特に栗島選手は、前掛かりになりがちなチームのバランサーとして痛すぎるケガでした。

ですが、プロならばそこをクラブの総合力で乗り越えなくちゃいけなかったはず。
安易な外国籍選手の補強は団結力に影響するかもしれないけど、結局他クラブ外国籍選手の個に苦戦してた感があります。

これがなでしこリーグ時代ならしょうがない…で済みますが、プロならそれを解決しなくちゃいけなかった。ましてやレッズは30年目を迎えるプロクラブなので、そこの厳しさが足りなかったですね。




試合はベレーザにポゼッションされる展開。
レッズも菅澤選手に当てたり清家選手のスピードを生かしたりで対抗しますが、どうしても単発になりがち。

またこの戦い方だと猶本選手や塩越選手の特性があまり生きず、前で奪ってショートカウンターの時に決定的チャンスになりますが、後はゴリゴリにポゼッションしながら時にサイドを使ってくるベレーザに押し込まれます。ここでかなりスタミナ奪われた感じでしたね。

こういう時に怖いのが、逆にレッズが攻めてる時。
レッズが戻り切らない所を単独ドリブルで突破されて失点。1点返そうと意識が前に向いてるところで、最後コンビネーションで崩されて2失点目。

いずれも今期のレッズを象徴する守備の脆さ。
ボランチの2人は本来もっと前目の選手で、特に安藤選手は本職FWで栗島選手に代わっての緊急対応のはずでした。

それでも能力の高さで上手くいってる時は強いけど、受け身になった時の対応力が足りません。チーム全体の攻め気が強すぎると思えます。


シーズン全体見ても3連敗含めてこの要因が大きかったと感じるし、結局解決出来なかった。それは選手層にしても同じくです。

楠瀬監督は愛すべきキャラクターのようですが、そこのマネジメントがどうだったのか、検証する必要があるでしょう。森監督の完成されたチームを生かすことが出来たか、若手を育てることが出来たか、クラブはプロとして判断してほしいです。


2点目を取られて以降は開き直ってどんどん前に向かって攻めたのと、選手たちの執念が実って、菅澤選手の2ゴールで同点。
なんとか2位確保、体裁を保つことが出来ました。




試合終了後、シーズン終了のセレモニーと、200試合出場の柴田選手・トップチーム勇退の森総監督・退団する南選手・柴山選手・柳澤選手の挨拶。

代表レギュラー南選手の退団ヨーロッパ移籍はホントに痛い。
13年間レッズレディース在籍でそれでもまだ若く、世代交代が順調ではないチームでは、貴重な存在でした。

森総監督も育成に携わって頂けるとはいえ、トップチームからの実質引退。
もちろんご年齢や体調を考えるとやむを得ず、レッズレディースは大きな転換期を迎えることになりそうです。


今年獲った皇后杯やWEリーグ2位という成績は、現チームの意地といっていいでしょう。

世代交代・プロ意識・選手層・守備・安藤選手への依存…と課題山積ですが、シーズンオフの間に改善するよう、改革含めてしっかり取り組んで欲しいです。

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