美味しいLIVEを味わうDIARY

レッズと音楽を美味しくいただきます

ロングスパンでやっと始まったはずの好循環、そこへ起きてしまった短期悪循環をどう解消すべきか?

3年計画の3年目、ストイックにリーグ戦優勝を掲げるクラブながら現状結果が出ません。


基本ネガティブな私もここまでは想定外かな

もちろん黎明期からのレッズサポあるあるの、これでもまだ全然マシな方だろ…感はあるけど、3年計画がクラブにもチームにもサポーターにも精神的重しになってる気がして、色んな意味で悪循環になってしまってるかなと。




今年は長い目で見た時にチーム再構築2年目。

個人的には、2007年末に横浜FCに負けてリーグ優勝できなかった時から始まった長期右肩下がり傾向(ミシャ体制での持ち直しとかはあれど)が2020年にやっと底を打った…と思ってます。

そして去年2021年はリカルド体制1年目、クラブとして中期計画2年目、リカルドのチームを作りながら、戦力を底上げする年だった。

色んな意味の負の遺産をやっと一掃して、かなりの痛みを伴ったけどリストラもできて、 ようやく負のサイクルが終わって前に進めるかな…となった2022年。




FFSCに勝って勢いをつけたはずのチームに起こったコロナ禍問題は想像以上に痛かった。

これでキャンプで上げてきたはずのコンディションが、半分くらいの選手はリセットされてしまった。

モーベルグはなかなか合流できず、試合勘が無いまま実戦に突入してしまい、周りとも合わない。


去年から10人以上入れ替わったけど、天皇杯決勝のスタメンは全員残ったから骨格は大丈夫…のはずが、ユンカーは日本に戻ってからの期間が短くてコンディション上げられず、小泉はコロナ禍後なかなか調子上がらず…

と、去年の攻撃の柱が抜けたチームは骨格グラグラのまま対処療法しながら進まざるを得ず、圧倒的得点力不足に。


酒井はマルセイユ最終年から全く休まなかったツケが回って疲労蓄積がピークに→代表でムリするとケガ→短い休みでACLに出るとケガ…と完全に悪循環。

シャルクもヨーロッパのほぼフルシーズンを戦った後休まずレッズに合流し、すぐ出場して頑張るも肝心の場面で精度イマイチのプレー…と、頑張れるが故の悪循環。


岩尾はFFSCで能力の高さを見せたけど、徳島時代のリカルドのチームと比べて、前の速い選手を生かしたいチーム状況とのアジャストに苦労してる様子。

リカルド戦術を一番理解してるはずが、むしろリカルドレッズになかなか合わない…と戸惑ってるかもしれません。


各選手のコンディションがバラバラだと、ハードスケジュールなのでどうしても頻繁にローテーションが入り、これもチームが固まらない大きな要因。

リカルドの戦術は難しいし理解度のバラつきも問題で、相手とのポジション取り合戦で勝てる事が少ないし、コンビネーションも合わない場面が多い。

それを埋めようと選手がハードワークして頑張りますが、それが肝心な場面での余裕の無さに繋がってるように見えるし、そんなムリがカードトラブルや犬飼の大ケガに繋がっちゃったようにも感じます。

それがセットプレーの高さ無くなる事にも繋がり…と、悪循環。



ACL合宿はチームの一体感を高める、戦術の理解度を深める、コミュニケーションを取る効果はあったと思いますが、高温多湿のタイで中2日続きの試合は、元々良くなかったコンディションにさらにダメージを与えてしまったように見えます。

そんな状況だとリカルドもなかなか最適解を見つけられず、ベストメンバーがまだまだ見つからない感じ。


こんな状態でも試合に勝っていけばいつの間にか好循環になってることもあるけど、プレス強いチームには自分たちのプレーをさせてもらえず、ブロックを作るチームには煮え切らない試合が続くと、サポーターが熱いクラブの性として空気が澱んでしまう。


リカルドはただ勝つだけでなく、長期的にチームを熟成させる、若手を育てる、メソッドを叩きこむ…とか5兎くらい追いかけてるのも(クラブの要望でもあるし)結果が出ないとサポーター的に物足りなく感じてしまう悪循環。


鹿島戦くらいからは結果への比重を高くしたように見えたけど、そのためのキーだったユンカーがまたケガしてしまう、これもまた悪循環^^;


休み前最後の試合天皇杯は何とか勝って、希望を繋ぐ事はできたけど、今の休み期間にプレッシャーが掛かってしまってるのは事実。

コロナ禍の悪影響で声を出せないサポーターがガマンし続けられるかが一番心配でもあり(ガマンできてない?)



結論として、悪循環の一因にもなってる3年計画は軌道修正すべきでしょう、例えばACL枠内とか、新たな3年計画にするとか。元々スローガンのようなものだし。

今の全体的に重々しい空気感を早く脱出しなきゃで、そのためには3年目で(絶対)優勝という重しを取らなきゃ。
(しれっとできないしなかなか難しいけど)




リンセンが夏に来るようですが、もちろんいきなり大きな結果は期待出来ない。

ただ、ユンカーにかかる大きな期待を分散出来そうなのは、コンディションの面と合わせて大きいかもしれません。


これからのレッズは、鹿島戦やセレッソ戦のような、前のスペースにボールを出すやり方を多くする方向にシフトしていかざるを得ないでしょう。
それが現有戦力の力を一番発揮させるはずで、松尾やモーベルグの打開力と決定力を最大限生かすべきです。


システムも4-3-3の2インサイドハーフをメインにして欲しいです。
このシステムの場合は岩尾小泉敦樹の3人にある程度固定したいところ。

ボランチの人数が少し過剰だったり、江坂や松崎に最適なポジションが無いかもだけど、そこはハードスケジュールを逆に生かして、相手によって従来の4-2-3-1と併用して乗り切って欲しい。
大畑のコンディションが整ったら3バックも出来るだろうけど、まずはユンカー(リンセン)と松尾(シャルク)とモーベルグの3トップを最優先にして欲しいです。



最初に戻りますが、負のサイクルを止めるのに14年もかかったんだから、この程度の停滞はあまりにも小さい。

クラブやリカルドは冷静と信じてますが、まずは今の雑音を無くすことを最優先にやって欲しいです。

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