美味しいLIVEを味わうDIARY

レッズと音楽を美味しくいただきます

BEYOND THE MOTOR

また東京モーターショーが始まります。
車好きにはやはり注目のイベントですし、私個人も免許を取ってからは毎回参加してます。昔はホントにただ沢山の人を見るために行ってたようなものでした。
それを避けるために、一時期は頑張って休みを取って行ってたこともけっこうありました。
ただの展示会ではない、車好き、運転好きをくすぐる何かがあったからです。ワクワク感とでもいいますか。

それも5,6回前くらいからはだいぶ様相が変わってきました。日本ではミニバンと軽とエコカーしか売れなくなっていき、ドンドン市場が小さくなっていきます。
勢いがなくなっていくのも当然で、東京モーターショーはエコ技術だったり自動運転の技術を披露する場になっていきました。
メーカーも工夫はして、小さいスポーツカーやプレミアムカーを出していくことで何とか車への興味が続くように頑張ります。

ですが、さらに追い打ちをかけるように2009年くらいから海外のメーカーが出なくなる事が起きてきました。
今年はよく見てませんが、ドイツとフランスとボルボだけな感じでしょうか。
イタリア、イギリス、アメリカは全滅のようです。

でもそれもしょうがないですね。
イタリアはフィアット1社であとはその子会社ですから、フィアットの調子が良くない以上やむを得ないです。
イギリスは自国資本が無いですし、親会社の意向ならそりゃコストダウンになっちゃうでしょう。
2009年の時に確かロータスアルピナだけだった記憶がありますが、あれは奇跡だったのかもしれません。
アメ車はそもそも日本で売れた試しがありません。ディーラーすら維持できなさそうな市場のモーターショーにに出る必要はないでしょう。

こう見ると、いわゆる面白いと思われているメーカーの出展が少ないのが分かります。
本来は面白かったりぶっ飛んでる車が多かった日本ですが、この10〜20年くらいですっかり様変わりしてしまいました。
こうなってしまうと、今のモーターショーの形態はなんだか中途半端で魅力を感じません。

以前のように派手に出来ないなら、もっと工夫してSHOWとして楽しかったり斬新な演出とかがないと、曲がりなりにも入場料を取ってるショーとしては、見る方もSHOW的楽しさを感じないし、見せる方も高い出展料に見合いません。
カスタムカーのオートサロンが活況らしいのとは対照的です。

今のような展示会の延長から脱却出来ないなら、いっそのこともっと地味にして、業界の人ばかり集まるような展示会形式にしてはどうでしょう。
その場合は入場はタダにして、そのかわり出展料も安くしてハードルを下げる。
さらに商談も出来るようにして、出展者にもメリットを出す。合同商談会みたいな?感じにすればいいのでは。

また、それだけだとつまらないので、それとは別に高い入場料を取るSHOWをやればいいのでは。で、例えば1年ごとに展示会形式と交互にやるとか。
それでもお金が足りなければ、もっとスポンサーを募ればいいでしょう。
SHOWの場合はスポーツカーやプレミアムカー、コンセプトカーばかりにして、極論テーマパークのような?感じにする。
それだったらフェラーリロータスも何台かは出してくれるのでは(^^;)
それでホントに楽しそうなら、今の親世代はまだ車好きだからみんな5千円くらい出すんじゃないだろうか。

こういうのすら考えられもしないというなら、日本の車社会は寂しいことしか待ち構えてないかもしれません。

BEYOND THE MOTOR……今回のテーマは車の価値を拡張させて、垣根を越えたイノベーション…をイメージしてるようですが、拡張したらますますイメージが薄まって、メーカーはホントの製造部門担当みたいになっちゃいそうです。
BEYOND THE〜ときたら僕らはTIMEが先に来ちゃいますし(^^;)

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