長谷部が所属するフランクフルトがEL(ヨーロッパリーグ)でベンフィカを破ってベスト4。
ブンデスリーガでも4位に付けていて、典型的な中堅クラブとしては素晴らしいシーズンになってます。
長谷部はレギュラーのリベロとしてチームをコントロールしていて、35歳の細身の日本人選手としてそのポジションで信頼を勝ち取ってるのが驚きです。
そんな長谷部がベンフィカとの試合の前コメントで、自分の仕事は「場を整えて、少しばかりの遊び心を発揮すること」と答えてます。
これは言うは易く行うは難し…で、サッカー選手としての実力や経験はもちろん、周りの選手との信頼関係、リーダーシップ、人間性の良さが無いととても務まりません。
そしてそのコメントには、彼の仕事が周りの選手を動かすことだというのがよく表れてます。
ブンデスリーガやELのような激しくて、フィジカルもハイレベルが要求されるリーグで長谷部がデュエルで勝つのは相当に厳しい。
だけどチームとして考えると、若くてフィジカルもスキルもハイレベルだけど経験不足な選手たちを現場でコントロールして、適切なポジションを取らせてあげられれば、相互補完として完璧なのかなと。
長谷部には代表のキャプテンだったほどのキャプテンシーとコミュニケーション能力があります。レッズの時は若くて爆発するときもあったけど(^^;)ドイツに行って周りの選手を動かしてチームをコントロールすることを覚えたんでしょう。素晴らしいなぁ…
レッズの守備は5-4-1のブロックで、そのブロックを崩さないようにオズは口酸っぱく言ってるようだけど、今日の神戸戦もそうですが、バイタル空き気味で簡単に楔を入れられてしまう(x_x)
そしてサイドチェンジや裏狙いでギャップを作られてあっさり突破される…
個人の能力の高さや頑張りと、周作のセービングで何とかしてるけど、札幌やマリノスのような組織で攻められると決壊しちゃう…
で、ムリもするから今日の橋岡のようにケガするリスクも高くなっちゃいます(x_x)
個人能力依存を改善するためにも、3バックの真ん中には整える人が必要です。幸いレッズには阿部ちゃんがいるんだから、阿部ちゃんの統率に任せてみるのも手です。
ACLファイナルはそれで上手くいったんだし、マウや槙野、鈴木大輔や岩波と、能力の高いストッパーはいっぱいいるんだから、それをぜひ試して欲しいなぁ…