美味しいLIVEを味わうDIARY

レッズと音楽を美味しくいただきます

ラグビーワールドカップで感じたこと

ラグビーワールドカップをほぼリアルタイムで見れてない私ですが、昔の人間的には世界ベスト8は驚異的で、チームの皆さん・サポートした皆さんの努力や発揮された力は凄かった。
ラグビーはとにかく序列が崩れにくい、いわゆる強豪国が圧倒的に強いイメージ。サッカーはそれがかなり崩れてるので余計そう感じます。

私個人的にはサッカー・野球・テニス・バスケ・バレーがとても好きなので、球技の中でスゴく好きな方ではなく、まだ生でも観たことがない。

格闘技も好きな方ではなく、格闘技に近いほど敬遠しがちな私にとって、サッカーはちょうどいいバランス。ラクビーは少し格闘技寄りかなと思ってきました。


振り返って思うのは、ラクビーは私が若い頃は圧倒的に大学ラグビーが人気でした。
当時から社会人ラグビーがあったけど、人気が低いだけでなく、日本一を決める大会でたまに大学が勝ってしまうほど、実力も近かったイメージがあります。今は逆に大学が参加することに意味があるのか?…になってるみたいですが。

例えばサッカーの天皇杯でJ1以外のチームが優勝するのは想像できません。あらゆるスポーツの中で一番波乱が起きやすいと思えるサッカーでさえ、です。

それだけ全体的なレベルもそうだけど、トップリーグが大学と競い合う時点で、トップリーグがホントの日本一を争う戦いになってないし、それでは競技全体の活力が無いです。


それを変えたのが国際化なのかな。詳しくないけど、一朝一夕に出来たことではなくて、10年20年単位で少しずつ変えてきたのが地道に地力を蓄えてきた感じがします。

もちろんサッカーは国籍を取らなきゃだから単純比較出来ないけど、日本という国がそこに対してとても閉鎖的で、抵抗がかなりあるのはラグビーもサッカーも共通のはず。

そこの違いは、トップリーグに競争力をつけて、代表も強くしたいと願う理想やポリシー、決断力、統率力だと思います。
サッカーは完全にプロになって25年以上経つのにそこが弱い。普通に考えて、プロの方が強くするための方針にドラスティックであるべきで、ラモスや三都主呂比須以来有名な帰化選手が見当たりません。

ようやく、ホントにようやく外国籍選手枠が少し緩和したけど、これも神戸が思い切ってイニエスタやビジャを獲ってくれたおかげでしょう。
これを批判されたら神戸が矢面に立ってくれるから、Jリーグは乗っかってるだけ。そこにはビジョンもポリシーも無い。

未だに生え抜き重視でカネのかからない強いチームが正義、みたいな日本人の気質にあぐらをかいてるとしか思えない、プロなのに。
護送船団方式だから、神戸のように投資しなくてもソコソコ生きていけちゃうプロリーグだから、ぬるま湯の競争が厳しくないリーグになっているのがサッカー。
若手の有望な選手が厳しい環境を求めて海外へ行くのが増えすぎても金がかからなくてラッキー、魅力が落ちてるとは思ってない。いつまでこれを続けるのか…


ラグビーは外国籍選手をいっぱい入れて、その時は相当批判されたはず。それでも当時のラグビー界トップの方々が信念を曲げずに貫いた事が、外国籍選手たちの定着に繋がったんでしょう。

ただラクビーは、これからサッカーが通ってきた道を通る時にどうなるか、そこが課題です。
今回のワールドカップの盛り上がりは、日韓ワールドカップとイメージが重なる部分もあり、当時の視聴率は今回のラクビーワールドカップ以上だし、成績もベスト16と壁を破ったのも重なります。

ラグビートップリーグは確か東芝が撤退したりとか、相変わらず人気が低い(はず)、サッカーのように代表の試合にならないと盛り上がらない日本人の国民性を打破できるか。
もっと若くて格好いいスーパースターを海外から連れてくるとか、そういう選手に代表になってもらうよう努力するとか、冷めないうちに畳みかけるように話題を作る必要があるかな。
ここまで盛り上がっても、日本人はホント冷めるの早いからね。いつの間にか東京オリンピックの話題だけになっててもおかしくないです。



強く感じたことをもう一つ。

日本チームのキャプテン、リーチ・マイケル選手。彼のキャプテンとしての力が素晴らしかったと思います。
途中出場したところを2回見たけど、素人目にもチームが引き締まったように見えたり、危険な所で率先して身体を投げ出してる場面をいっぱい見ました。

こういうのはサッカーやラグビーに関わらずチームを奮い立たせます。普段は優しくてお茶目らしいから、このギャップ、オーラが人を引きつけ、選手全員がキャプテンの言うことを自然に聞くようになります。

これがまさにキャプテン、だと思います。キャプテンシーとは努力もあるけど先天性の部分が大きく、サッカーやラグビーのような過酷なチームスポーツには素晴らしいキャプテンがとても必要です。


振り返って浦和の太陽・キャプテン陽介。
彼にとって今年は辛いシーズンになってしまったけど、そもそも彼がキャプテン向きでないことは皆さん承知のはず。私も何回かここで書いてきました。

去年は何とか天皇杯優勝があったから、彼も崩れずに済んだけど、今年は怪我やコンディション不良、チームの不調もあって、抱え込んでしまう悪い陽介が出てしまったと思えます。

オズはキャプテンを代えるのもためらわないタイプだったから期待したけど、先にオズの方が解任されてしまった。
大槻監督は意外にベテランの経験を重視するタイプで、そうなると当然陽介のプライドに気を使ってキャプテンを途中で外すことはしないでしょう。それは良くも悪くもだけど…

先日のファンサに行った時は、天気悪くてハイタッチ会になったけど、陽介もその中で対応してくれました。
だけど…こういう時の陽介はいつもいたずらっ子な感じの笑みでサービスしてくれるけど、今回は目に生気が無いし、余裕が無い感じだったなぁ…(+_+)

練習出来てるから広州戦ベンチ入りしたんだろうけど、それでもまだスタメンは無理でしょう。キャプテンの重責がのしかかるからね。

陽介からはキャプテンの重荷を早く下ろしてあげたい。彼はリーチ・マイケルのように産まれながらのキャプテン感がある人ではない。
今季のレッズで試合途中で修正出来ないパターンが多いのも、キャプテン不在が多少は影響してる気がします。慎三キャプテンも悪くはないけど、彼のポジションではチーム全体への影響が難しい。

それでも青木まで負傷してしまい、特にボランチはかなりヤバい状態で、陽介はボランチではないけど、中盤の復活は陽介にかかってる気がします。
リーチキャプテンのようにはなれなくても、自由奔放で明るい太陽のような陽介復活を期待します。
来年からはキャプテンを変わって、背番号も8に戻したらどうでしょ…


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