30年弱レッズを見てきて思いますが、今年は一番変わった・変革のあった年になってるなと、まだ半年の段階ですが。
それは主に補強によく表れていて、結果どうなるかは別として、キレイに筋道の通った補強はまるで別のクラブかと思うほど。
そして今回の湘南戦エントリー不備の処分に対しても、不服申し立てを行うことにしました。以前に全く無かったわけではないけど、少なくとも前社長の時はありえない動き。詳しく知りたい方は下記ご参照ください。
Jリーグエントリー資格認定委員会への未申請による鈴木彩艶選手のリーグ戦出場について
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) 2021年6月23日
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6/23、戸苅 淳フットボール本部 本部長がオンラインで記者会見を開き、Jリーグエントリー資格認定委員会への未申請による鈴木彩艶選手のリーグ戦出場について説明し、メディアからの質問に答えました。
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) 2021年6月23日
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https://www.jleague.jp/sp/news/article/20233/
明治安田生命Jリーグ第18節 湘南ベルマーレにおける懲罰について
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) 2021年7月6日
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簡単に言えば、
・浦和レッズは18節湘南戦で出場資格の無い選手(鈴木彩艶)を出場させてしまった。やるべきこと(PCR検査)をやってなかったわけではないが、アンダー代表としてJFAでやっていたことをJリーグに申請し、認定されていなかったことが原因。書類上のケアレスミスと言ってもいい。
・浦和レッズはこれを自主的に申告。これによるJリーグの処分は(1)けん責(始末書提出)(2)得点を3対0として負け試合扱いとする
。
・この試合は2‐3で負けているので、実質的な影響は得失点差のマイナス2のみ。ユンカーの個人記録2点は残る。
・この懲罰に対して、JFA不服申立委員会に申し立てを行うことにした。
本来出場資格の無い選手を出場させた場合は没収試合や勝ち点はく奪などが起こり得ますが、レッズからの申告であったことから厳しい処分を行わないとした。
ただ、あくまで出場資格のある選手をエントリーさせるのはクラブ側に責任があり、マッチコミッショナーはチェックしていない(?)ので浦和レッズの責任に対しての処分(0‐3)のみを適用し、マッチコミッショナーやリーグ側の責任を問うルール上の立て付けになってないので処分等は行わないし(?)その他の試合に対しても改めての調査は行わない(?)
個人的にはユンカーの2得点も取り消しになるかもと思っていたのでその点はほっとしましたが、リーグ側の管理不行き届きは明らかなのにそこは一切不問というのはありえないこと。レッズが申告しなかったら誰も気づかなかったのだから。
現在のルールや、マッチコミッショナーがヒューマンエラーを起こした場合にチェックできない体制になっているところにそもそもの問題があるわけで、これを正直に申告したクラブだけに責任があるかのような処分は、まさに正直者が馬鹿を見るを絵に描いたような出来事です。
これとは内容違いますが、思い出すのがあの2014年差別横断幕事件です。
あの時はリーグ鳥栖戦に差別横断幕が一部サポーターより掲出されていて、その問題で清水戦が無観客試合になりました。
リーグ側も、それを注意された後クラブ側が撤去できないことに大きな問題があると認識して発表していたのに、結果は無観客試合となって無関係の大多数のサポーターや清水のサポーターが巻き添えになりました。
撤去できないのが大きな問題なら、掲出したサポーターグループとレッズ側の運営者・社長が責任を取れば良いと思われましたが、なぜか全てのサポーターや客の連帯責任となりました。
当時の社長はその後も発言されるごとに、今後このような事が起こったらクラブライセンスはく奪になるよとか、ある意味脅しのような、問題点をはぐらかすかのような言葉を発せられてました。ご自身が全ての責任を取れば決着したかもしれないのに。
その頃と比べてクラブも大きく変わったものです。
少なくとも2014年の頃はJリーグに尻尾を振って、本来の顧客であるサポーター(しかも出来事とは無関係)を処分するという、エンタメ企業として一番やっちゃいけないことをやってました。
去年立花社長は埼スタ最終戦後の挨拶でブーイング食らってしまいましたが、その場にいた私は思わず拍手してしまってました。
それは前社長・前々強化部長体制の負の遺産を一掃するのがあまりにも大変だよねとずっと思っていたからで、3年計画の1年目は大槻監督に大変な努力をしてもらって更地に出来たと思えば、立花社長はむしろ称賛されるべきと思ったからです。
もちろん結果がどうなるかは分かりません。
ですがクラブがこのような姿勢を示すことは他のあらゆる事より大切で、前社長の頃かなり冷めてきていたレッズへの愛や忠誠心がかなり戻ってきました。
念のため言うとそれは補強が上手くいったからでも結果が出てきたからではなく、Jリーグが始まった頃の暗黒時代もそうであったように、クラブや選手たちが必死にがむしゃらに戦っているのが伝わってきているからです。
幸い今のサポーターの皆さんも同じ気持ちと思えます。
そのスタートとして、今日の相模原戦はトラブルを起こさないよう注意していきたいですね(^-^;