人生4回目のACLファイナル。
毎回思うのは、普段のJリーグはもちろん他のACLの試合とも全く違う、ファイナルならではの空気感。
ここに4回も連れてきてくれてるクラブ・チーム・選手たちに感謝です。
中東系の方々がいっぱい歩いてるのが要因の一つ。
ですが、アル・ヒラルユニを着てるサポーターが多いのは当然として、アル・ヒラルのライバルチームのユニや、レッズのユニを着てる中東の方々もそれなりに見つけるのが異様な空気感を演出しますね。
アンチアル・ヒラルが中東からけっこう来てるらしいよ…とは聞いてましたが、まさかホントにいるとは…
スタンドにある、アウェーエリアとホームエリアを分ける緩衝帯が埼スタの広い通路にもあったのは驚きました。
確かに文化があまりにも遠いし違うのでなにが起こるか分からないしね…
それ以外にもファイナルだからの弾幕や、トイレの個室にまで貼られたメッセージ…
イベント的なものは少なく、普段よりも質素な雰囲気もあって、これでもかと戦闘意欲を駆りたてられます。
ビジュアルサポートはいつも期待を超えてきます。
今回は動く飛行機、浦和→ACL会場→世界までの流れを北からバックを通って南…という壮大なもの。
ハーフタイムにもエンブレムのビジュアルを掲げるという驚き。
バックスタンドの私の所には二つ挿してあったので何だろう?と思ってましたが2パターンとは予想外でした。
2019年に負けた時は、AFCが開いたイベントに戦う空気感を損なわれたという反省から、携帯のライトを点けて下さい…というメッセージもガン無視(^_^;
レッズサポのペースでチャントが続いていきます。
アル・ヒラルの外国籍選手がどうなるかが試合前の大きな注目点でしたが、カリージョがやっぱり入ってきて因縁を感じさせます。
2019年の時は関根や橋岡がチンチンにされて衝撃的でしたが、試合始まってみると、アウェーの時にカリージョいなくてラッキーだったかも…と思えるくらいキーマンでしたね。
アウェーでは、試合開始してすぐは慣れない空気感に気圧された感じだったけど、埼スタでも最初押されました。
もちろん点を取らなきゃのアル・ヒラルが最初から来るのは分かってましたが、強風の風下だった影響は予想以上。
周作のキックがハーフウェーラインより前に飛びません。
最初周作と相手FWが交錯した時はファウル?とドキッとしたけど、前半は押されっぱなしながらも決定的だったのはいくつかしかなく、前半耐えればなんとかなりそう…は途中から感じ始めましたね。
私的にはこれが勝てた一番大きな要因かなと思いました。
後半スタートからはレッズの修正と風上が効いてレッズペース。
この流れで、オウンゴールとはいえほぼホイブラーテンのゴールで先制したのは良かった。
後半半ばくらいからはまた押される展開になったけど、イガロに至近距離から打たれたシュート以外はほぼコントロール出来てたように見えました。
負けてると段々焦って雑になっていくのは中東のチームの弱点として変わってませんでしたね。
乗せると手が付けられなくなるので、そうさせなかったレッズの大人の戦いだったということかな。
安居がシュートを外した80分くらいの"We are REDS!"には震えました。
これぞ"レッズのACL"でした。
最後は時間稼ぎも上手くいって勝利!
ここぞという時のレッズの一体感はやっぱりスゴかったし、今までのACL優勝ともまた違う、新たな成功体験を得ました。
最初の優勝はピークの時で、残念ながらその後の長期低落傾向のスタートになってしまいました。
2回目の優勝は、長期低落傾向の中でも盛り返したミシャ政権が終わった年で、悪く言えばクラブの良くない所をごまかしてしまいました(当時書いたブログにはそれを危惧してましたね)。
なので今回こそ、今後レッズが3年計画以降の(たぶん)長期上昇傾向にブーストをかける象徴になって欲しいです。
幸いCWC現行規格ラストと拡大する初回の両方に出られるみたいだし、上手くやればJリーグの中では少なくとも勝ち組になれるチャンス。
浦和一体となって、このチャンスは生かしていきたいですね。
シーズン始まってまだ半分にも行かない段階で最高のタイトルを獲ってしまうという、過去に無い状況で今後のシーズンは少し心配ですが、今のクラブ・チームにはそれを乗り越える力があると思います。
我々サポーターも最高の後押しをしていきたいなと思います。