横浜FCがJ1に上がってきて、リーグ戦としては初めての三ツ沢。
J2に12年間もいて、なにげに私その間に5回くらいは三ツ沢に見に行っていたので、本来ならなんとしても行きたかったけど…今の状況ではやむを得ず。
見に行っていた時にお目当てにしてたのは主にレアンドロ・ドミンゲスでした。彼が右足を振れば何かが起きてたし、イバとの2トップはお金払う価値がありましたね。
その頃のメンバーが少しは残っていた横浜FCですが、J1に上げた下平監督は結果を出せず、何が何でもJ1に残留したいクラブは夏に5人もの外国籍選手を補強し、繋ぐサッカーからロングボール多用のサッカーに変わってメンバー的にも別チームになってしまいました。
ましてやレアンドロ・ドミンゲスがいたころのクラシックなサッカーとは隔世の感。あれはあれで味がありましたが…
レッズはようやく中5日開いた試合。かなり綱渡りでしたが、何とか結果を出してきたハードスケジュールからどのようなメンバー構成とやり方になるか注目でした。
一番の驚きは酒井のスタメン復帰。確かにリカはコンディション良いと言ってたけど…1年以上ほぼ休み無しで環境も大きく変わり、オリンピックは体力だけでなく精神的に疲弊する状況だったはずで、せいぜいベンチ入りから守備固めで出てくる程度かと思ってました。
これもリカ言ってたように慎三と山中もコンディションでベンチ外。平野も移籍以来ずっと使われていてようやくお休みで、西もまだ様子見ながらなのかな。
そうなるとまだまだ選手層が厚い…まではいかず、結果や内容を求める部分とコンディションとのバランスをだましだましで取りながら戦っていく意味では前節までとまだ変わらない感じがしました。
さらにルヴァン川崎2連戦と前の4人は一緒。どうやらプレスをかけられると横浜FCは前にボールを運ぶのが厳しいようで、あれだけ川崎戦でハマった前4人は代える必要ないと判断したのでしょう。それは正解に見えました。
逆に横浜FCはスタートからあまりプレスをかけてこないので、けっこうレッズはポゼッションできてました。
点を取るのも時間の問題かな…と思っていたら、34分に右サイド佳穂の切り返しからの左足クロスに汰木がヘッドで合わせて1点。
後半に入ってまだまだコンディション不良同士の佳穂⇒キャスパー交代でしたが、負けられない横浜FCの圧力でちょっと押され気味に。
決定的な場面はほとんどなかったけど、前半ほどプレスがかからず、パスも繋げなくなりました。
これはキャスパーの問題というよりは、レッズの真ん中を前に運ぶ生命線が平野⇒佳穂のラインだったことが大きいでしょう。
それだけレッズのポゼッションサッカーはまだまだ誰が出ても大丈夫までなってなく、また平野も佳穂もいない状況ならある程度そうなることはリカも想定範囲内だったと思いますね。
そのリスクを取ってまでも佳穂のコンディションを優先したのかな。まだまだ今年は先が長いので、この判断は正解だったと思いたいですが。
後半は内容乏しいながらも最後カウンター炸裂して、大久保スルーパス⇒キャスパーシュート⇒こぼれ球大久保でダメ押し。
今年リーグ戦で点を取ってなかった2人が取ったのも良かったです。
気持ち的には得失点差が厳しいのであと1,2点は欲しかったところですが、現状ではそこの優先順位は低いでしょう。
ここから上位のチームとの戦いが多くなるし、カップ戦も2つ入ってくることから今まで以上に結果が大事になります。
直接ライバルを叩いていくことで、ACL圏内に入っていきたいですね。一つ一つ目の前の戦いに集中していきたいところです。