新加入選手⑤馬渡和彰 6 （大宮アルディージャより完全移籍）
ほぼ１年ごとにクラブを移籍してるという、ある程度名のある30才Jリーガーとしては珍しいキャリア。
私的には昨年の大宮在籍時にそれなりに見ましたが、あまりにもボロボロの大宮の中で特にシーズン前半は唯一人頼れる存在だったといっていいでしょう。
ケガ人含めてもあと河面くらいしか柱と思える選手はおらず、後半徳島から河田が来てビックリの大当たりミラクルだったけど、じゃなかったら大宮はかなりの確率でJ3に落ちてたことでしょう。
それを見た感じから、自分のキャリアもこれまでか…との発言は、J1昇格が至上命題だったはずのクラブを最終節まで降格争いせざるを得なかった状態にしてしまった事に相当の責任を感じてる節が伺えます。
そしてリカと戦った徳島の時がキャリアハイの数字だし、そのリカがいるJ1チームに誘われたら、背負う責任を持って戦ってくれると思えますね。
こういう言い方は微妙ですが、宏樹や大畑の控え（かもしれない）を受け入れてくれる（たぶん)かつリカのサッカーをよく分かってる選手としては望みうる最高の選手が獲れたのかなと。
昨シーズン最後の痺れる展開で決定的なクロス連発は勝負強さを感じさせたし、メンタルの強さも感じました。
シーズン最初は左サイドバックのスタメンかもしれないし、浦和レッズが初めて定着できるクラブになれば良いなと思います。
新加入選手⑥牲川歩見 16 （水戸ホーリーホックより完全移籍）
水戸でようやくレギュラーを掴み、1年間稼働出来た選手が2nd3rdキーパーかもしれないレッズに来るとは考えづらく、彩艶のレンタルか周作移籍まで考えましたが、結果まさかの超ハイレベル3人キーパー体制が実現。
過去を振り返ると山岸都築の代表キーパー争い時代とかもあったけど、ミレッコーチ招聘や塩田アシスタントコーチ就任、在原キーパーコーチ通訳まで呼び寄せる徹底ぶりは、長くレッズサポをやってきた私の既成概念を覆す体制で驚かされます。
牲川はこの辺りの説明まで受けて納得してレッズに来てくれたんだろうなと想像します。
もちろん最初から控えになるつもりはないだろうし、牲川や彩艶がミレッコーチの指導を受けて飛躍的に成長できれば、レッズベテラン勢力最後の砦？周作の定位置は怪しくなるかもしれません。
苦労してここまで這い上がってきた牲川には195cmの身長とともに可能性を感じます。
ある意味彩艶が海外に行っても問題ないくらいのキーパーになって欲しいな。
新加入選手⑦知念哲也 20 （FC琉球から完全移籍）
3年前にユースから昇格した大城はレンタルに出てたけど、残念ながら今回のオフで完全移籍になってしまいました。
そして沖縄の系譜を引き継ぐべく？佳穂とは違ってホントの沖縄出身知念が加入してくれました。
リカルド監督就任以来待望の左利きセンターバックで、身長178cmとさほど大きくありませんがフィジカル強くて競り合いにも強い、左足キックは質が高い…と、まさに求めていた選手と思えます。
去年の佳穂明本、今年の牲川松崎同様個人昇格の選手で、ハングリー精神も会見では十分感じられました。
そういう意味でショルツのバックアッパー、ショルツに万一があった時、いずれもまだまだありそうな伸びしろ含めて最適の選手を獲ってきたなぁと感じます。
それに沖縄の方のキャラクターはチームの潤滑油としても必要だなと感じます。
レッズはどうしてもサポーターや周りからのプレッシャーがかかりやすいクラブでもあるので、あまりピリピリと張り詰め過ぎるのもどうかなと。
槙野は確かムードメーカーの後継者に明本を指名してた？はずですが背番号今回は引き継がなかったので、知念も名乗りを上げて欲しいなと思います。
④に続く…
