ハノイFCは未知の部分が多かっただけにどんなスタメンになるかと思いましたが、ほぼベストメンバーは意外でしたが、ある意味マチェイらしいなと。
それが功を奏し、岩尾のサインプレーCKからカンテのゴールで先制。
その後PKやCKで追加点と、堅実に突き放して最終6-0で勝利。
この後1週間空くのもあったと思いますが、理想的なゲームになりました。
もちろんベトナムアウェーは油断禁物ですが、浦項が武漢に勝ったことでグループの全体像が見えてきたかなと。
次からの浦項とのホーム&アウェーがグループステージのヤマ場になるのは間違いないでしょうが、初戦武漢とのアウェーを引き分けてるレッズとしては特にホームは必勝になりましたね。
自分たちの力をしっかり出して勝ち点3を取って欲しいです。
また、この試合のスタメンや起用の仕方を見て改めて強く感じたのは、マチェイはかなり厳格な監督という事です。
カンテはPKを自分で蹴ったのは監督の指示とは違ったみたいで、いつか慎三も怒られたと言ってたけど、今回はカンテが試合終了後に腕をつかんで止められて一言二言言われてました。
外国籍選手は扱いが難しい場合もあるので、これがちゃんと出来てるのは安心しますね。
馬渡と宮本は、少なくとも今年のベンチ入り争いからは脱落したかもしれません。
2人の事情はそれぞれ違うと思いますが、今のサイドバックの選手層で途中からも使われないのは相当厳しいです。
マチェイから見た時にどこか基準に満たないところがあるんでしょう。もちろん来年はまた別ですが…
柴戸はなんとか途中出場出来てますが、平野はベンチ入りがやっと。
堀内はまだ分かりますが、平野はもう勝負の年だったはずで、彼も強度重視で8番的プレーを求めるマチェイからは厳しい見方をされてるのかなと思えます。
パンヤが途中出場してゴールを決めましたが、試合後のマチェイコメントでは"いずれJリーグでもプレーできるように…"とまだまだ慎重な雰囲気のコメント。
契約形態の絡みかもしれませんが、お試しの選手を試してる時期ではない…というメッセージにも取れます。
リカにもこういう面はもちろんありましたが、マチェイからはもっと厳格な実力主義、一方の人間味ある親分肌リーダーとの使い分けというか共存がとても巧いなと感じます。
噂では一年契約で来年はまだ分からないようですが、今までにレッズで指揮を執ったどの監督にも感じられなかった器の大きさとか本格感を感じられるだけに、早めに朗報が欲しいです。
ただ、今のマネジメントを見てると、来年以降の事もスゴく考えてくれてるように思えてしょうがなく、期待しか感じません。
それだけになんとかタイトルがもう一つ欲しいし、最低でもACL出場権は確保したいところ。
ここからさらに総力結集で頑張っていきましょう。